【中高年スキマバイト体験談】ピッキング作業の失敗談と学び《後編》

50代主婦スキマバイト体験談

午後のピッキング作業が一気に忙しくなる

午前中の落ち着いた雰囲気とは一転、嫌な予感が的中しました…。
ついに下段にも服が流れてくるようになり、作業スピードが一気にアップ。

  • PC画面で注文数を確認し、「段ボールに、あといくつ商品が流れてくるのか」を把握する必要あり
  • 上段、下段それぞれ専用の端末があり、間違えると大きなトラブルになる
  • 端末は、流れてくる商品が段ボール入らないよう機械を止めるのに必要な操作

端末の操作自体はシンプルですが、状況は刻々と変化。
箱入りの靴やワンピースなど、かさばる商品が増えてきて段ボールがすぐ満杯になるので、判断を迫られる場面が続きました。


アラフィフおばちゃん、ついに怒られる…!?

そんな中、私は大きなミスをしかけてしまいました。
上段の段ボールを梱包しようとしていたのに、下段の注文画面を見て操作しようとしてしまったのです。

すぐに社員さんから厳しく注意を受け、頭が真っ白に…。
正直、何で怒られているのか一瞬、理解できないほどパニックになってしまいました。


焦りながらも気持ちを立て直す

「訳が分からないままでは、周りに迷惑をかけてしまう、それだけは避けたい!」

そう強く思い、心の中で
「落ち着け、落ち着け。ひとつひとつ確実にこなそう」
と自分に言い聞かせました。

飲み込みが早いタイプではないのは昔からのこと。
だからこそ、今できることを最大限にやるしかない・・そう気持ちを切り替えて作業を続けました。

次々起こるトラブルでパニック寸前

お叱りを受けたあと、何とかペースを掴んで端末を操作し、梱包作業にも慣れてきた頃・・。

ふと気づくと、首から下げていたボールペンのプラスチック部分が消えている!
インクむき出しの状態でぶら下がっていて、全身の血の気が引きました。

あわてて床や段ボールの中を探しましたが、見当たりません。
「一番気をつけていた異物混入を、まさか・・?!」
さっき叱責されたばかりで、この事態はまさに地獄のような気持ちでした。

社員さんからのフォローに救われる

それでも悪いことほど早めに報告すべきだと思い、勇気を出して社員さんに伝えました。

「うわー、なくなった?!」が第一声。
心臓がギュッと縮む感覚に襲われ、呼吸が止まりそう・・。

さらに社員さんは他のタイミー仲間に声をかけ、
「今、ボールペンのプラスチックの部分が外れちゃった人いたから、みんな確認して!緩んでる人は締めて!」
と全体に注意喚起されていました。

そして最後に
「やりながら探していこう。インクの方じゃなかったのはまだ良かったよね」
とフォローしていただき、本当に救われました。

本格的なラッシュ到来で大混乱

そこからは本当に忙しく、私はまさに機械に使われている状態(笑)
あっちに注意を向けると、こっちが溢れてくる・・。そんなスピード感でした。

社員さんは、慣れた手つきで、どんどんさばいていました。機械を使いこなす側だと思いました。さすがです。

やっているうちに気づいたのは、流れてくる商品は後半になるほど小物が多いという事実。(よく考えたら当たり前 笑)
例えば、あと3点で終わりだけど、もしかさばるワンピースが来たら段ボールから溢れてしまう、と考え梱包したところ・・・
残りの商品はアクセサリーで、梱包しなければ1つの箱で送れたのに!というミスも。スミマセン・・・。


ようやく作業全体を理解できた瞬間

ここでやっと、作業全体の流れが見えてきました。
社員さんたちが次々と段ボールを引き上げる中、私は梱包作業に集中

  • ゆとりのある段ボールは小さめのに入れ替えて送料コストを削減
  • 「ギリギリ入らないかも?」と思っても諦めずチャレンジ → 意外と収まる!
  • でも入れば良いと言うわけではなく、カバンは潰さない・洋服はシワを避けるなど気遣いも大切

こうして少しずつ失敗を挽回しながら、ラストスパートに臨みました。

勤務後に襲ってきたアラフィフあるある疲労

空調が効いていたこともあり、体の疲れはそれほどでもありませんでした。
しかし 頭の疲労感がすごい! 普段使っていない部分の脳がフル回転した感覚です。

年齢を重ねると新しいことを覚えるのが苦手なお年頃・・。
でも、抗えるうちは抗いたい。新しい経験をして少しでも成長したい。
(もちろん、周りに迷惑をかけない程度に・・笑)


ピッキングバイトから学んだこと

今回のピッキング作業は2回目でしたが、前回とはまったく毛色が違うものでした。

  1. 1回目 → 自分で商品をピッキング。ひたすら歩くが、自分のペースで進められる。
  2. 2回目 → 機械がピッキングしてくれる。最初は「ハイテク!」と感動したが、慣れない初心者は逆に機械に使われるハメに

社員さんは「楽しいですよ」と言っていたので、おそらくゲーム感覚で楽しめるタイプなのだと思います。
楽しさを感じるポイントは人それぞれ。だからこそ、みんな得意・不得意が違うのだと改めて感じました。


フォローしてくれた社員さんへの感謝

  • ボールペンのパーツを紛失して謝ったときに、社員さんからフォローしてもらえるお声をかけていただき、前向きな気持ちで終われたこと。
  • そして改めて、私たちがお気に入りのお店で洋服を買えるのは、現場で働く方々の支えがあるからこそだと強く実感しました。
  • 今までは、お店で何気なく洋服を手にしていましたが感謝の気持ちが芽生えました。厳しく怒られた記憶とともに・・・笑 

【前編はこちら】アパレル倉庫のピッキングバイト体験談 ↓↓

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